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私たち(国民)の弱さを克服するために

「武井誠 市民運動デイリーレポート」の一部記事について、その詳細報告を掲載しています。
このページは、2007年7月21日掲載デイリーレポート記事 "教育フォーラムからのお知らせ" の詳細報告です。

以下、元記事。

来る10月20日(土)13時30分から、北坂戸駅前の文化施設「オルモ」において、入間北教育フォーラム講演会を開催します。講演者として弁護士の岩城正光氏を推薦したところ、スタッフの賛同を得ました。岩城氏は、私の中学3年生のときの同級生で、DVや児童虐待に取り組み、全国ネットの事務局長などを歴任してきた人です。詳しくは、改めてご案内します。

市民団体から求められて、憲法・教育基本法問題にかかわる、原稿を書きました。「デイリーレポート詳細版」に掲載します。

私たち(国民)の弱さを克服するために

 憲法・教育基本法改悪の意図をひとことで言えば「主権者としての国民を、国家に奉仕する(戦争になればすすんで命を投げ出す)臣民に作りかえること」です。今回の「教育三法」にも、その意図は見事に貫徹されています。教育委員会や私立学校に対する文科省の権限強化、学校組織の階層化、教員免許更新制度、道徳教育の重視と徳目の規定、等々。きわめて拙速に強行採決で成立させたための、その杜撰な内容と相まって、学校現場は、ますます混乱し、良心的な教職員は、ますます疲弊していくでありましょう。
 しかし私たちは、あきらめるわけにはいきません。今の子どもたちが大人になったとき、わずかに残った主権者意識を持った青年に「なぜ、私たちはまた、戦争で殺し合わなければいけないのか。あなたたちは、あのとき何をしていたのか。」と言われるくらい辛いことはありません。前に進むために、ここでは(すでに語られてきたことかもしれませんが)私たちの側の弱さと、それを克服する手がかりについて指摘したいと思います。

 深刻な教育問題に悩む保護者・教職員。忙しさの中で思考が停止し、問題の構造が見えなくなってくると、不安から逃れるために二つの悪しきパターンが生まれます。
 一つめは「身近な誰かのせいにして安心したい」というもの。学校批判、「不適格教師」批判、そして最近は「モンスターペアレント(ひどいネーミングだ)」批判…。確かに「こまった先生、こまった親」が存在することは事実ですが「本当にどうしようもない人」というのはごく少数です。多くはトラブルの起こった背景、そうさせてしまった環境を考え、理解し合うところから解決の糸口は見つかるのですが、その心のゆとりが、ない。
 二つめは「『しっかりした』人・組織(=権威)にすがりたい」というもの。例えば、いじめ問題について「教育委員会には任せておけないから、文部科学省が是正指導できるようにする」と聞くと「まあ、そんなものかも…」と思ってしまうようなパターンです。(やや、横道にそれますが、いわゆる革新側の人々にも「むずかしいことは、党や組合の中央本部が考えてくれるだろう」と思ってしまう弱さはないでしょうか?)
 この弱さに巧妙につけ込むことで、冒頭に述べた国の教育「改悪」が進められています。

 中学校教員でしたが、思うところあって、この3月に退職しました。すると、市民からの辛辣な学校批判、教員批判を聞くことが、格段に多くなりました。今までは「学校側の人間である先生を傷つけるのも…」と遠慮してくれていたのかもしれません。一方で在職中、職員室の話題で多かったものの一つは保護者批判でした。トラブルが起こると双方ともエスカレート。冷静かつ毅然とした姿勢が求められる管理職に頼りない人が多く、ため息をつきながら対応に追われたこともありました。

 スペースが残り少なくなりました。最後に宣伝をさせていただきます。来る10月20日(土)午後1時30分から、東上線北坂戸駅前「オルモ」で私が代表を務める「入間北教育フォーラム」の学習会を開催します。名古屋在住の弁護士、岩城正光さんの問題提起が中心。DV・児童虐待問題について、全国ネットで精力的に活躍している私の中学校時代の同級生です。

 今、あらためて求められているのは、さまざまな人が集い、胸襟を開いて話し合い、自分の頭で考え、問題の本質に迫っていく営みだと思います。迂遠なように見えても、それは主権者としての力量を鍛えることであり、それが、よき親、よき教師となることにも、この国の暴走を止める力にもなっていくと考えるのですが、いかがでしょうか。当日、たくさんの方のご来場をお待ちしています。