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農薬や化学肥料を使わない有機農業に取り組む生産者の集まりが

「武井誠 市民運動デイリーレポート」の一部記事について、その詳細報告を掲載しています。
このページは、2008年03月26日掲載デイリーレポート記事 "自然を生かし、環境守る" の詳細報告です。

以下、元記事。

少し前になりますが、3月12日の朝日新聞で、小川町の有機農業生産グループが紹介されました。支持者の方が、そのコピーを事務所に持ってきてくださいました。大変興味深いものでした。デイリーレポ詳細版で紹介させていただきます。

農薬や化学肥料を使わない有機農業に取り組む生産者の集まりが

農業

 農薬や化学肥料を使わない有機農業に取り組む生産者の集まりが、小川町にある。
家畜の糞尿や落ち葉など自然の資源を利用し、安全な農作物づくりと環境に負担をかけない生活を目指す。有機農業推進法の成立や循環型社会への関心の高まりから、その活動が注目を集める。

 3月8日午後。小川町下里の金子美登さん(59)の農場に、遠くは海外や九州から訪れた約50人の見学者が集まった。
71年から有機農業に取り組む金子さんは全国でもリーダー的存在。奇数月の第2土曜日に開かれる見学会には、いつも大勢が詰めかける。

 3ヘクタールの田畑でコメや大豆、野菜を作り、牛3頭と鶏200羽を飼う。
農場を案内しながら、有機農業の技術を紹介していく。野菜の苗を植えた畑に紙を敷き、木を砕いたチップで覆えば雑草が生えるのを防げる。
牛の糞尿を発酵させ、発生した気体燃料は煮炊きに使い、できた液体肥料は畑にまく・・・。
排泄物からエネルギーを作り出す循環型の暮らしに、見学者も興味津々だ。

 最初は「変わり者」扱いされたという金子さん。
だが、これまでに受け入れた研修生は約100人に上り、今も7人が住み込みで働く。研修希望者が絶えない理由を、「自然とともに、人間らしい生き方をしたいと思ってくるんじゃないでしょうか。」と語る。

 有機農業を営む「小川町有機農業生産グループ」の仲間は26軒。
同町青山の横田茂さん(56)もその1人だ。子どものアレルギーがきっかけで約20年前に有機農業に転換。
野菜やコメを作り、鶏を飼う。11軒と販売部会を組織し、共同で県内外の自然食品店やレストランに農産物を届ける。

 農作業には身近な資源を活用する。おからとチップ、米ぬか、鶏糞を混ぜて発酵させ肥料に。農薬を使わなくても、天敵が害虫をある程度食べてくれる。
 野菜の苗を育てる苗床を温めるため、落葉と鶏糞、米ぬかを重ね、水を加えて踏み込み、発酵熱を利用する。
「これだと電気を使わずに済み、二酸化炭素の削減にもなります」。苗床を掘って手を入れてみると、ほんわかと温かい。

   畑には間伐材を使った木造ガラス張りの温室もある。
有機農業や町内外の住民らで作るNPO法人「小川町風土活用センター」の事業で建てたものだ。
ビニールのように張り替える必要がなく、ごみも出ない。
解体された家屋から建具をもらい、大工仕事のできる横田さんとNPOの仲間で一緒に建てた。

 実は、26軒の有機農家のうち20件以上が町外から移り住んだ人たち。
糞尿を気体燃料と液体肥料に変える技術の普及に努めてきた桑原衛さん(50)は、家族で移り住んで10年以上がたつ。
 小川町風土活用センターの代表理事を務め、自然エネルギーの活用と有機農業を組み合わせた循環型の生産活動を進める。
 身近な資源や自然の力を生かした有機農業が、存在感を増しつつある。

※有機農業推進法

06年2月、超党派の議員立法により、制定された。
有機農業を「化学肥料や農薬、遺伝子組み換え技術を使わず、環境への負荷を減らした方法で行われる農業」と定義。
農業者が容易に有機農業に取り組めるように、政府や自治体が支援するよう定めた。