「武井誠 市民運動デイリーレポート」の一部記事について、その詳細報告を掲載しています。
このページは、2008年04月26日掲載デイリーレポート記事 "April の May Day" の詳細報告です。
以下、元記事。
9時から、さいたま市ソニックシティ前の鐘塚公園で開催された連合埼玉第79回埼玉県中央メーデーに来賓として招かれ、参加しました。
写真は社民党自治体議員団の一部。左から、蛭間春日部市議、岡野毛呂山町議、川辺久喜市議、高橋川越市議、武井、そして佐藤征二郎埼玉県議です。
例年通りのプログラムに加え、@道路特定財源問題A後期高齢者医療制度問題B年金問題の3点について、現政権を糾弾する特別宣言が大きな拍手で採択されました。
たとえばAは、小泉政権が高支持率を背景に強行採決したもの。次の総選挙ではもうだまされないぞ!という雰囲気の感じられるメーデーでした。
メインスローガン
すべての働く者の連帯で
「平和・人権・労働・環境・共生」に取り組み
労働を中心とする循環型社会と自由で平和な世界を作ろう!
サブスローガン
STOP! THE格差社会 第79回メーデー
生活できる賃金! ワーク・ライフ・バランスの実現!!
メーデー宣言
われわれは本日「第79回埼玉県中央メーデーを開催した。
今日、実感のない景気回復の過程で、雇用形態をはじめ産業間、企業規模間、地域間における労働者の所得格差の拡大、二極化が進んでいる。
今や、パートや派遣労働者などの非正規雇用労働者が1700万人を超え、全雇用者の3分の1に達している。年収200万円以下の世帯は20%を超え、生活保護水準以下の低賃金で働くワーキングプアの増加など、低所得者層の拡大、固定化は深刻である。その一方で、正社員の恒常的な長時間労働や不払い残業も後を絶たない。
われわれは、働き方改革で「ワーク・ライフ・バランス」(仕事と生活の調和)の実現を目指し、働き方と所得の二極化、格差の固定化・拡大にストップをかける。今後、最低賃金の大幅引き上げをはじめ、労働者のための派遣法の見直し、時間外割増率50%への引き上げ、社会保険の完全適用、さらには自動車関係諸税の暫定税率の確実な廃止を求めていく。
労働者のための政策実現のために、来るべく衆議院選挙で与野党逆転を勝ちとり、政権交代を実現していく。
一方、世界は平和と安全を脅かす情勢が続いている。イランや北朝鮮の核開発問題、イラク情勢の不透明化、さらには北朝鮮拉致事件やビルマなどの人権弾圧、米軍基地問題なども重大な課題である。
われわれは核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現、人権侵害救済のため、訴え、行動していく。
メーデーは国際連帯の日である。「国際労働組合総連合」(ITUC)は、グローバル化などによる貧困や飢餓、環境破壊や人権侵害、紛争やテロなどをなくすため、また、「ディーセントワーク」(働きがいのある人間らしい仕事)の実現のために、世界中の労働者に立ち上がるよう呼びかけている。
今こそ、すべての働く者の連帯と、NPO・NGOとの連帯で「平和・人権・労働・環境・共生」に取り組み、労働を中心とする福祉型社会と自由で平和な世界を実現することを宣言する。
すべての労働者が立ち上がり、格差是正を求めて、力強く訴えていこう!
「STOP! THE格差社会 第79回メーデー」 万歳!
2008年4月26日 第79回埼玉県中央メーデー