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キューバフェスティバルの総括

 「武井誠 市民運動デイリーレポート」の一部記事について、その詳細報告を掲載しています。このページは、2009年06月05日掲載デイリーレポート記事 "キューバフェスティバルの総括" の詳細報告です。

以下、元記事。

 「日中友好元軍人の会」から、キューバフェスティバルのことについて会報に掲載する原稿を依頼されていました。デイリーレポート詳細版で紹介させていただきます。

「キューバフェスティバル」成功に学ぶ

武井 誠(埼玉・会員)

 「行ってよかったです。決して都会ではない坂戸で、革命50周年記念のキューバ関係では、最大規模のイベントを開催するなんて、『すごい!』の一言です。実行委員のみなさま、ありがとうございました。」

 「本当に楽しく過ごさせていただきました。コンサートの余韻が今も残っています。実行委員の人たちの楽しそうな表情が目に浮かびます。和太鼓(鳩山鼓韻の会)とアレキサンダー&プーロス・アバーノスの演奏には、鳥肌が立ちました。会場の雰囲気は居心地がよく、イベントが終了してしまったのがさびしい気もします。ビジネスベースではない、地方のイベントとしてこんなカッコいい、楽しいことができるんだということ、このイベントにかかわる人たちと知り合えたことなど、感謝の気持ちでいっぱいです。」

 「5月9日、坂戸市文化会館。午前のキューバ大使館による講演会には110人、午後のチャリティコンサートには750人の参加者。大盛況でした。私は、会場の案内誘導責任者としてハンドマイク片手に頑張りました。『同窓会みたい・・』と、ある実行委員の方がおっしゃっていました。チケット販売をきっかけに旧交があたためられたとのこと。そして、新しい出会い・・『このネットワークの広がりに、フェスティバルがお役にたててうれしい』・・これは慰労会での事務局長の言葉です。アレキサンダーのコンサート、「鼓韻の会」の和太鼓も大好評。最後には、会場総立ちで「ガンタナメーラ」の大合唱でした。ハリケーン被害支援金は、入場料を1500円とおさえたにもかかわらず、32万7722円を、キューバ大使館に送ることができました。手作り感あふれるキューバ写真展示、物産展、コーヒー、砂糖、ラム酒、手作りクッキー、書籍、CD、Tシャツなど物資販売も好調でした。何よりも(あの「新自由主義の旗振り役」だった評論家中谷巌氏が考えを変えるきっかけになったという)キューバという国の魅力を、多くの方に伝えることが出来て、本当によかったと思います。」

 たくさんいただいた参加者からの感想のうち、代表的なものを紹介させていただきました。実は3つ目の感想は、私が、快い疲労感の残る中、フェスティバル翌日に自分のホームページに掲載した記事に、手を加えたものです。

 今回の成功の要因について整理してみました。  第一は、キューバという国の魅力だと思います。教育費が無料、子どもたちの学力は世界のトップクラスです。医療費も無料、その様子はマイケルムーア監督の話題作映画「シッコ」でも紹介されていました。有機農業の普及による自給率の向上。そして、明るく陽気なキューバ人気質。先日キューバへの新婚旅行から帰国した息子(「軍人の会」会員)が私に「いい国だった。歌、踊り、お酒、あたたかく開放的な人々、あなたの好きなものから順に、この国にはそろっている。」と教えてくれました。確かに、物資の不足や、ハリケーン被害をはじめとする厳しい状況も垣間見えます。しかし、人生に幸せを感じて満足して生きている人の割合は、格差社会の日本よりもずっと多いのではないかと思います。発展途上国に多い「物乞いをする少年・少女」はキューバにはいません。今の日本社会が学ぶべきもの、日本の市民に紹介するに値する中味を持った国であると、今回の準備を通じて、あらためて実感しました。

 第二は、今の日常に流されるだけではなく「何かをやってみたい」「つながりたい」あるいは「今の世の中の在り方に一石を投じたい」という気持ちは、多くの人が潜在的に持ってるということです。最終的に実行委員・スタッフは70人近くになりました。会場の雰囲気の良さは、冒頭のアンケートのとおりです。

 第三に、とはいえ事務局に意欲と行動力あふれるスタッフが集まったことも成功の要因でした。事務局長のMさんは、中学校教員を退職後、もう何回となくキューバを訪問し、この国との友好親善をライフワークとされている方です。太っ腹の実行委員長Nさん、緻密な会計担当者Tさん、そのほか多彩なスタッフが事務局を構成していました。私という坂戸市議会議員が誕生していたことも、多少お役にたてたかもしれません。事務局会議は(時にはキューバ特産ラム酒の「効果」もあり)いつも楽しく、苦になりませんでした。

 第四は、キューバフェスティバルと名付けて、チャリティコンサートや物産展をイベントの中心に置いたことです。ただのエンターテインメントでもなく、学習会・講演会だけで「理屈」から入るのでもなく、今日は丸ごと「キューバの日」・・・という雰囲気が、多くの来場者を迎え、また満足していただけた大きな要因だったと思いました。

 フェスティバルへの取り組み報告が、この会の日中友好の運動を進めるにあたって、なにかのお役にたてれば、幸いです。以下、当日のプログラムに印刷されたキューバ大使のお礼の言葉を掲載して、報告に代えます。

 埼玉のキューバの友人たちのイニシアティブで「キューバフェスティバル」と題するイベントが来る5月9日に埼玉県坂戸市で開催されることを知り、とてもうれしく思います。  本年2009年は、キューバ革命50周年、同時に日本キューバ外交関係樹立80周年にあたります。「キューバフェスティバル」は、それらを記念した大規模な行事です。フェスティバルは、「キューバ、今」と題する講演、キューバ音楽コンサート、キューバ物産の展示など様々な行事からなっており、それらを通じて観客はキューバやその人々、文化に近づくことができることでしょう。さらに、キューバとの友好を深め、キューバの現実に対するより確かな視点を得るのに役立つことでしょう。  最近キューバは3つの大きなハリケーンに襲われ、甚大な物質的被害を受けました。その経済的被害は100億ドルに上ります。国の適切な市民救助対策により、人命の被害は最小に抑えられましたが、残念にも7人の命が失われました。この間キューバは国際的な支援を受けました。また日本を含む84カ国の政府や機関から連帯のメッセージも寄せられ、日本の政府、友好連帯諸団体、個人からも寛大な支援を頂きました。  このフェスティバルにおいてハリケーン被害支援のための募金を行うというノーブルな志に感謝します。キューバ人はその行為を高く評価し、決して忘れることはないでしょう。  日本・キューバ両国民間の友好のためにこのフェスティバル開催に取り組む実行委員会の連帯に対して、私から感謝の意を表しますとともに、フェスティバルの成功を願うものです。

駐日キューバ大使 ホセ・フェルナンデス・デ・コシーオ