武井誠 ホームページイメージロゴマーク ホーム   活動日記   活動予定   プロフィール   お問い合わせ
小さな声が街を変える 支えあい・ともに生きる いのちを大切にする街づくり 武井誠 坂戸街づくりサイトです
ホーム  > 2008年度 坂戸市議会関連記事一覧  > 2008年6月議会 武井市政一般質問

2008年6月議会 武井市政一般質問

このページは、2008年6月11日掲載デイリーレポート記事 "一般質問終了" の詳細です。

以下、元記事。

細かい失敗は、次への反省として、ともかくも全体としては適度の緊張感の中で、気合いの入った質問ができたと思います。
質問の原稿を「市議会レポートコーナー」に掲載します。ご感想、ご批判などよろしくお願いいたします。

2008年6月議会 武井市政一般質問

 2番、武井誠です。通告に従い、初めての市政一般質問を行います。

 私は、手法において「小さな声が街を変える」つまり住民の参画と共同、内容において「いのちを大切にする街づくり」つまり平和・人権尊重を公約の柱として、当選させていただきました。
 市長のマニフェストと重なるところも少なくなく、また、昨日来、中島副市長や高橋健康福祉部長のネームプレートに、私の携帯にも貼ってある「子ども虐待防止キャンペーン」のオレンジリボンを発見し、意を強くしているところです。
 一般質問も、この基本にそって進めさせていただきます。

質問の第一は、「後期高齢者医療制度」についてです。

 後期高齢者医療制度の問題点については、昨日、大山議員が見解を述べられていましたが、わたしはそれに加えて
・今後、現役世代も含めて、保険料負担が自動的に上がっていくこと。そして
・所得の低い人ほど、負担が重くなる「逆進性」の危険性が大きいことも、
大きな問題であると考えます。

 なによりも、今、後期高齢者と呼ばれる方々は、青少年のころは戦争で苦労し、混乱の中から戦後の日本を再興されてきた方々です。経済成長のもたらしたひずみ・ゆがみの問題は別のところで議論するとして、ともかくも私たちが再び戦争や絶対的な飢餓を経験することなく、今、暮らしていられるのは、この世代の方々の努力のおかげであるといっても過言ではありません。その方々を、わけて、ひとくくりにし、まるで「財政を立て直すために、あまりお金をかけずに死んでください」と言わんばかりの仕打ちは、あまりにも理不尽ではありませんか。高齢者の人生の、どこまでを前期、どこからを後期と、国が決める権利がどこにあるのか。ことは激変緩和、一時的負担軽減といったレベルの問題ではありません。4月15日の朝日新聞によると、ある厚生労働省幹部は「ぬるま湯に入っていた人をいきなり外気にさらさない」という言い方をしています。ゆっくり温度を下げて安楽死させようとでもいうのでしょうか。高齢者の命の重さをどう考えているのか。私は、おおもとの考え方の問題として、この制度は廃止すべきであるというメッセージを、市として発信すべきと考えます。

そこで質問ですが、次の4点についてお答えください。

@ 市内でこの制度の対象となる人は6588人とのことですが、特に負担増となる人はどのくらいいるのですか。
A 4月以降の質問、苦情の件数とその内容はどのようなものでしたか。
B 周知を含め、市民の負担増に対して、市はどのような対策を講じていますか。
C この制度は、極めて問題が多く、廃止を求めていくべきと考えますが、市長の見解をお伺いします。

次に教育行政について、3点質問します。

 1点目は小中学校の耐震化、耐震補強工事の促進についてです。

 中国四川大地震の惨状を伝える映像、とりわけ、学校の施設倒壊と、下敷きになった子どもたちの姿や、保護者の悲しみの表情には、胸が痛みます。
 子どもたちの命を守るためにも、地域の避難場所としても、小中学校の耐震化、耐震補強工事の促進は、喫緊の課題です。

 そこで質問ですが、
@ 本市の、耐震診断、補強工事の進捗状況。今後の計画について、お答えください。

 2点目は学校のゆとりについてです。

 ここに、緊急提言として国際基督教大学の藤田英典教授が昨年編集された「誰のための教育再生か」という本があり、その208ページ以降は、次のような内容になっています。

日本の学校教育に3つの危機が進行している。そして今、国が行おうとしている、教育免許更新制度、全国一斉学力テスト、学校の階層化などの教育改革によって、この危機は一層深刻化する危険性が高いと書かれています。

その危機とは

 第一に、この10年来多くの研究者が指摘してきた、子どもたちの「学びからの逃走」。すなわち、子どもの学習意欲格差の拡大。自己肯定感(ありのままの自分を好きになる気持ち)の低下。

 第二にそれが、家庭の経済力や文化的水準によって強く影響され、階層化していること。

 第三に、教師の危機。精神的疾患の拡大、ベテランに達した教師の早期退職。

 私個人、あるいは私が代表を務める入間北教育フォーラムは、この六人の執筆者、とりわけ早稲田大学の喜多明人さん、教育評論家の尾木直樹さん、弁護士の中川明さんとは、何回か直接情報交換をし、議論をし、講演に招いたり招かれたりしてきました。その中で、整理されてきたものがこの三点です。

 第三の教師の危機について、私は「生き証人」でもあります。中学校教員として、やりがいを感じながら28年間働いてきましたが、一昨年の秋、教室で突然黒板に字が書けなくなり、言葉が出てこなくなりました。かろうじて職員室に戻り、校長に早退を告げて学校を後にしたのが、私の教員としての最後の1日となりました。心療内科では「能力を超えた仕事量が原因」と言われ、完全休養を指示され、病休、休職を経て、退職しました。
 生徒、保護者、同僚とも信頼しあって仕事はできていたと思います。いちばんの原因は心の休まる時間のない猛烈な忙しさでありました。それは量だけの問題ではなく、質の問題として、特に近年、各種調査の集計や報告のためにパソコンと向き合う時間が、子どもと向き合う時間を奪っている実態もありました。私は鶴ヶ島市で仕事をしていましたが、坂戸市も似た状況にあると、かつての同僚教員から聞いております。

 話を戻します。この3つの危機を反対側からみると、希望を語ることができます。つまり、高い自己肯定感を持った子どもたちが、意欲を持って学習に取り組めるような、条件整備をしていけばいいのです。
 教員の最も大切な仕事は「子どもの意欲を引き出すこと」です。日本教育学会の元会長大田尭先生は、人間が二本足で立ったのはなぜかという問いに、「『その気』になったから立ったというのが最も適切ではないか」と答えられています。子どもの権利条約のキーワード the best interests of the child も「子どもの最善の利益」と訳されているが「その子その子の『その気』」を最優先する」と言ったほうがしっくりするとおっしゃっています。『その気』になった子どもは、一人でも、どんどん学習していきます。逆に、意欲を持つ機会を奪われた子どもは、いくら授業時数を確保しても、テストで競争をあおっても、学力を身につけることはできません。
 では、どうすれば意欲を持つことができるのか。
 まずは、ひとりひとりの子どもが「自分は大切にされている」と感じられること、そのためには同じ人間として、子どもと丁寧に、向き合い、語り合い、学びあう、その時間的・経済的ゆとりを、学校にも、家庭にも確保することが、大前提になります。

 ところが、2007年5月23日に公表された文部科学省の調査では、対象となった公立小中高校教員の1日の平均勤務時間が10〜11時間、1日約2時間の残業、持ち帰り仕事があるとされています。また、中央教育審議会は「超過勤務時間縮減のために学校経営上の工夫や体制作りが必要」という見解を表明しています。

そこで質問です。

@ 学力調査、いわゆる学力テストをはじめとする各種の調査やアンケートなどの増加で、坂戸市の小中学校が、ますます忙しくなっている実態はないか、お伺いします。
A 前の質問とセットになるものでありますが、坂戸市の小中学校教職員の勤務時間は守られているのか、健康状態は良好か、病休者、休職者、定年前退職者とその原因など、具体的な数字を挙げてお示しください。

 3点目は地域に開かれた学校づくり、余裕教室の活用についてです。

 さて、子どもたちが意欲を持つきっかけになるのはどういう時でしょうか。賞罰(いわゆるあめやむち)よりも、より深いところで人を突き動かすのは、私は「ありがとう」と言われること、つまり自分の存在や行動が、人に喜ばれたり、人の役に立っていることを実感できた時だと考えます。根拠となる体験を紹介します。
 それは、阪神淡路大震災の後、避難所になっていた神戸三宮小野柄学校の、子どもたちの活躍でした。ボランティアに行った私は、「便所掃除や、物資の配布、日刊新聞の発行などを一生懸命やる彼らの活躍によって、避難所のとげとげしい雰囲気がなくなっていった。大人たちの感謝のまなざしの中で、子どもたちも大きく成長した」という校長先生の話を、感動をもって聞くことができました。子どもたちの力を借りて人間らしい社会の再生を図るという子どもの権利条約の精神をまさに具現化した光景でした。しかし同時に、私の勤務する学校で、子どもたちはこれほど生き生きと活動しているだろうか、と考えさせられてしまいました。
 また、これは子どもではありませんが、私は13年間「ヒロシマに学ぶ埼玉子ども代表団」として、県内の小中学生を8月6日の広島に引率する取り組みを続けてきました、その手だすけをしてくれるボランティアの若者たちに、あるいは最近お会いする機会のあった、坂戸市の消防団、入西分団の若者たちにも、同じさわやかさを感じました。
 これらの体験から、私は、青少年の成長のためには、家庭、学校だけでなく、地域のおとなたちの、あたたかいまなざし、地域のおとなたちとの交流が不可欠であると考えます。

そこで質問ですが

@ 開かれた学校づくりの重要性について、どのように認識されているか、また現在どのようなことに取り組まれているか、質問します。

最後は、市道の改良・拡幅の問題についてです。

 大規模道路推進室がおかれ、スマートインターチェンジ建設などのプロジェクトが進んでいます。一方で、自宅の前の、いわゆる「生活道路」の改良、拡幅が一向に進まないという声も私に寄せられています。どちらを優先させるのかといった単純な問題でないことは承知していますが、雨水・排水の問題を含め、市道の改良・拡幅を、いつまでも先送りすることは許されません。

そこで質問ですが

@ 市道の改良拡幅について、過去10年間に何件の請願が出されているか
A そのうち改良等が取り組まれたのは何件か。
B 着手する優先順位の考え方について
C 市道4271号線他3路線、および市道4321号線他3路線の取り組み状況について

以上4点について質問します。

以上で第1回目の質問といたします。